活動方針

総論 (支部長 遠藤 直樹)

 イギリスのEU離脱に始まり、アメリカではトランプ大統領が就任早々TPPからの脱退を表明するなど自国第一主義を唱えた経済の反グローバリズムが進行する一方、中国主導で設立されたアジアインフラ投資銀行は多くの諸外国を巻き込んだ、巨大な経済グローバル化の様相を呈し、世界経済は大変不透明かつ危険な状況にあります。
 国内経済においては、消費税増税の先送りや事業規模28兆円に及ぶ大型景気対策が一定の効を奏し、経済成長率は3期連続でプラスとなり大企業の収益は順調に推移している一方で、その恩恵を享受している中小企業はごく一部に限られ、多くの中小企業は依然として厳しい経営環境下にあります。すでに日本の経済構造は輸出依存・大量生産型から個性ある多品種・少量生産型の経済に移行しており、さまざまな需要に対応できるのは我々中小企業しかないと考えます。経済環境の変化を的確にとらえ対応次第でチャンスとなり、前向きな姿勢でチャレンジしていくことがわたしたちには求められます。さらに人手不足、熟練技術者の確保難、都市部への生産人口流出による地域経済の疲弊が問題になっていますが、このように変化が激しい経営環境下だからこそ、経営指針を掲げ、人間尊重経営に徹し、地域とともに成長していく同友会型企業が活躍できるものと考えます。わたしたち中小企業家が主軸となるような経済に変革していくために、地域に根をはり仕事と雇用をつくり、活性化すれば、地域経済の健全な成長を図ることができます。その役割を担うためにも、働く人々や地域において認められる魅力ある企業づくりが求められます。“企業づくりは地域づくり”を目標に掲げ1社1社が地域中小企業の発展のモデルになっていきましょう。また我が御殿場支部にはかけがえのない財産があります。それは支部設立以来育んできた仲間作りです。多くの諸先輩方が、同友会運動の体現者となり、困難な状況の中でも、共に学ぶ仲間を増やし互いに切磋琢磨し今日の支部を築いて下さいました。今後もわたしたちが地域経済の主体者であるために、多くの仲間が必要です。“自社経営と同友会運動は不離一体”を掛け声に多くの仲間を巻き込み同友会の地位を不動のものとしていかなければなりません。
 138名の英知と情熱を結集し、企業づくり、地域づくり、仲間づくりの三位一体で取り組み、地域経済の牽引者はわたしたち中小企業家であることに誇りと自信を持ち、魅力ある企業へと 変わっていきましょう。
 1年間どうぞよろしくお願いいたします。

御殿場支部 平成29年度は、次の3つの基本方針からなる9つの課題に取り組みます。

  • 1.企業づくり
     すべての会員が経営理念を確立し、自社の経営指針書を作成しましょう。
     「中小企業における労使見解」に学び社員の活力が発揮される人間尊重経営を目指しましょう。
     時代環境の変化を的確にとらえ、自社のビジネスモデルや今後の事業展開、事業継続計画を考えましょう。
  • 2.地域づくり
     日本と地域の未来をともに描き、中小企業憲章の理念を生かした中小企業振興基本条例制定を目指して各団体とともに取り組みましょう。
     地域をともに元気にする立場で他団体・行政・教育・金融・報道機関との連携を広げましょう。
  • 3.仲間づくり
     会員間、地域ネットワークを駆使して早期の150名会員を達成しましょう。
     学びの素晴らしさを実感できる例会、部会へと積極的に参加し、自社の経営に生かすとともに、この学びと実践を会員外に広めましょう。
     広報・情報化の活用で同友会御殿場支部を発信しファンを増やし入会につなげましょう。
     県行事や全国行事・他支部例会へ参加し、生きた学びを実践しましょう。

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