第357回 御殿場支部11月例会 開催
「これがリアルな事業継承だ!」
~後継者にバトンを渡す大仕事 報告会~
≪報告者≫
●事業継承された事例 大川 隆久 氏 フエタ工業(有) 代表取締役
●事業継承される事例 鎌野 篤志 氏 (株) 都商会 専務取締役
●事業継承す る事例 長谷川 栄作 氏 (株)花ごよみ 代表取締役
【日時】平成26年11月12日(水)
【会場】エピ・スクエア
平成26年11月12日(水)、エピ・スクエアにて同友会御殿場支部11月例会が開催されました。
今回の報告者は3名。業種が違い、年代も入会時期も違う会員が事業継承という我々中小企業が
必ず乗り越えなければならないテーマを事例を持って報告して頂きました。
報告終了後は、各テーブルにてバズセッションを行い、活発な意見が数多く出ました。
これからわが身で体験をすることになる会員は、3名の報告が大いに参考になったことでしょう。
文:勝間田 誠氏 (㈱文化堂)
ここで、設営部会である共育部会の副部会長、勝亦政和氏の感想をご紹介します。
今回のテーマである事業継承は、弊社で経営しているゴルフ練習場も、社長(父)や支配人(母)が60歳を超え、最近引退についてしばしば話し合いを行っており、私自身も直面している問題でした。
今回の例会では、「既に事業継承された」「今後、事業継承される」「今後、事業継承する」という、立場の違う3名の報告が行われました。報告の後にそれぞれグループに分かれて、各報告者が実際に体験した、あるいはこれから体験するであろう事業継承について、いつ、どのタイミングですればよいのか?そして継承を行ったうえで、会社の問題点の改善や今後の目標を達成するためにはどうすればよいのか?などを、グループワークによって意見交換しました。
そこで私が一番感じた事は、覚悟だと思います。先代から全てを受け取り事業を継ぐ覚悟、次期社長に全ての事業を継がせる覚悟。例会を終えて改めて人、物、お金を継承し事業を永続的に経営する難しさを実感しました。
企業は人と同じで100社あれば100通りの継承パターンがあると思います。我々、中小企業家は、事業継承というと親子、又は親族間の継承が多数だと思います。継承させる方も継承する方も存在が近いだけに、それぞれの思いや経営理念についてしっかり意志疎通をし、覚悟を決め、将来の準備をすることが大切だと学びました。
勝亦 政和氏(㈲静西開発 神場ゴルフセンター)
投稿日:2014年11月20日:御殿場同友会