第344回 静岡県中小企業家同友会10月御殿場支部例会 開催
『ゼロからの出発』
~企業再生を通じてわかった経営者の責任~
【日時】平成25年10月9日(水)
【会場】エピ・スクエア エピホール
10月 9日(水) 第344回 同友会御殿場支部10月例会が開催されました。
講師には、神奈川県中小企業家同友会(元・奈良県中小企業家同友会 代表理事) 八坂事務所 代表 八坂 豊氏をお招きし、『ゼロからの出発』~企業再生を通じてわかった経営者の責任~と題して講演を頂きました。
八坂氏は、大学卒業後、東京のホテルに入社し憧れのホテルマンとなり、そこで、様々な地への転勤を繰り返しながらホテル経営のノウハウを学ぶ事に成功。一度は地元に戻り、ようやくご家族との時間を過ごす事を考えていた矢先、経営破綻したホテルの再建をまかされる事になります。そこで起きた様々な問題点がきっかけとなり、経営理念の重要性や行動指針の本当の意味を感じ取り、その解釈を分かりやすくお話頂きました。
今回の大きな治療薬としては、バラバラな考えの従業員を抱え込み、不安を抱き始め自信を失いかけた際に、同友会の存在を知り、そこに参加する事で同様の悩みを抱えている経営者を目の当たりにした事で、安堵感がわいてきたそうです。
さらに、参加する中で、『本当の経営指針の意味』で生きた指針作りを考える事が出来ました。
この事を学ぶ事で、従業員との距離感が縮まり、従業員の意見を交えながら指針作りが始まり従業員の『共通語』が生み出されました。また、この理念を『解釈』する事で、向かうべきベクトルが明確になります。その事を毎月、その時期相応の解釈を継続する事でモチベーションのアップとなり再生の足掛かりになったそうです。
今回の講演で、『経営指針の本当の意味』を理解する事が重要だという事を再認識させられました。皆さまも、改めて『経営指針の本当の意味』を考えてみてはいかがでしょうか?
投稿日:2013年10月15日:御殿場同友会